■ 飲食店の事業計画書:"ふむふむ"と"ワクワク"
まだ書いていません・・(汗
なので今日の記事は伝わりづらいかもしれませんが、頑張って書いてみます。
リストラを経るまで飲食業界とは無縁だった私の場合、最初から「飲食店の開業ありき」ではなく、
まず、「ニッチな飲食店のコンセプト」があり、
次に、それを事業計画書にまとめ、
さらに、その計画書が一定の評価を得たた事で、
飲食店経営を自分の次のステージにすることに決めました。
実はその事業コンセプトが産まれたのはサラリーマン時代、それも酒の席の雑談です^^
しかし、極端に言えば、その事業コンセプト(当時は単なるイメージでしたが)が無ければ、飲食で起業することを目指していたかどうか、はなはだ疑問です。
それ位このコンセプトには思い入れがあり、事業計画書も様々な迷いの末にようやく完成したものです。
何より、このコンセプト・事業計画書こそが、先ほども書いたように
「飲食で起業しよう!!」
という私の決意の源でした。
(過去記事 ■ 独立開業の事業計画書~見てもらう 参照)
当然、その事業計画に基づき、メニュー計画、立地選定、内装イメージなど、全ての準備を進めて来ました。
今までは。
で、最近ずっと考えているのは、その開業コンセプト、事業計画書、
・
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捨てようかと思っています。
いや、正確には「しまっておこう」です。
どういうことかというと、業種は変更せずに業態コンセプトの変更を検討しています。
業態変更によりターゲットとする層が大きく変わるので、今まで準備してきた内容のうち、そのまま使えるのはレシピだけになるでしょう。
(なんか♪3歩進んで4歩下がる♪みたいになってます^^)
伏線はありました。
以前、事業コンセプトを固める過程で様々な意見を耳にするうち、
ニッチ戦略、特化志向に基づく事業コンセプト
↓
普通のお店コンセプト(”普通”が悪い、という意味ではありません。念のため)
↓
ニッチ戦略、特化志向に基づく事業コンセプト に戻る
という混乱・変化を経て、コンセプトが固まったことを書きました。
(詳細は過去記事 ■ 事業コンセプト~迷った果てに )
この混乱の原因は様々な意見を取り入れるうち、当初のコンセプトがぼやけてしまったのが原因。
しかし、よくよく整理して考えてみると、要は
「異なる2つのコンセプトがごちゃ混ぜになっているだけ」
という事に、その時気づいたんです。
だから、その「ごちゃ混ぜ」コンセプトをきれいに分けてみたら
2つの「ニッチ戦略、特化志向に基づく事業コンセプト」
がすっきりと出来あがっていたんです。
ひとつは当初からの「ニッチな、ある料理の専門店」
新しく出来たのが、上手く表現できないですが「ある料理の洒落た立飲み屋」
その時は迷うことなく、当初からの「ある料理の専門店」というコンセプトどおり事業計画を進めた、という訳です。
つまり、まだ1件も開業もしていないくせに事業コンセプトは2つの選択肢があった、という訳です^^
次にきっかけ。
これは、少し前に書いた店舗探しです。
当初からの事業コンセプトをコンセプトA、もうひとつのコンセプトをコンセプトB、とすると
ターゲット層の違い(Aは主に女性、Bは主に男性)により、立地選定基準が異なります。
男性が主な客層となるBの方が、対象エリアがやや広い、ということになるでしょうか。
(女性の場合、周辺の雰囲気に大きく影響されるので嫌悪施設などがあると難しいため)
コンセプトAに基づく店舗探しでは、6ヶ月の間、希望の店舗は見つかりませんでした。
そして「派遣で食いつないで店舗をじっくり探そう。」と決めたとき、すっと心が落着きました。
と、その時、頭の中で「かちっ」と音がしたんです。
「ん、コンセプトBなら適性に見合った物件が見つかり易いかも・・・」
そう思った途端、コンセプトBのイメージが、ばっと甦り、膨らんでいきました。
「コンセプトBならカウンター中心でもいいな。
壁には好きな映画ポスターやエゴン・シーレ(画家)の絵を猥雑に飾ってもいいかも。
BGMも大好きな70年代のロックやブルースを混ぜても合うよなぁ・・・」
コンセプトAは「競合の無いニッチな専門店」という事を念頭に、左脳で考えた理詰めの事業計画。
いわば”ふむふむ系”のコンセプト。
コンセプトBは混乱から偶然生まれた右脳による等身大の事業計画。
いわば”ワクワク系”のコンセプト。
「んー、どのみち物件探しは、まだまだ時間がかかる。それなら、一度検討してもよさそうだな」
不思議なものでそう考え出すと、今度はある”流れ”が出てきました。
次回はその流れについて書きたいと思います。
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